本 渦森今日子は宇宙に期待しない。
最果タヒさんの小説です。
2度目の完読。
なぜか2度ともミスドで読み終えてます。
最果タヒさんは詩もたくさん書いていて
選ぶ単語も紡ぐ文章も独特で強いんだけど
伝わってきた時にはとても柔らかくて素敵です。
このお話は宇宙人でしかも友達にもカミングアウトしている女子高生(の振りした)渦森今日子のお話。
宇宙人として、女子高生として、女の子として、いろんな出来事の中でもやもや考えてしまうことにしっかり悩んで考えて自分と周りを巻き込んでほんっとに少しずつ変わっていく姿がすごく良かった!
結局何を考えても決めても自分の中では自分が主役で
みんな自分が主役なんだよね。
朝ごはん何を食べようとか
バスじゃなくて歩いて行ってみようとか
そんな小さな選択にも意味があって未来の自分をつくってるんだよねー
って考えてしまいました。
最後がとてもとても良かった。
後味が気持ちよくて幸せな気分になりました。
なにせお勧めです。
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